九州の旅3日目、最終日は福岡市内で――
朝食を済ませた後、お散歩がてら新しくなった博多駅ビルをチラッと見学。
屋上にも上がり、福岡空港を離着陸する飛行機を見たり、福岡タウンを見渡したり……
空は少々曇っていたけれど――
屋上ならではの解放感は とても気持ちがいいものです。
しばしの屋上見物を満喫後、再び地上へ降りて――
初日に、拝観はしそびれる……お堂内でゆっくりともできず……(苦笑)だった
“東長寺”へ再訪です。
東長寺へも宿泊先のホテルから徒歩圏内なのですが……
ruと待ち合わせをして、車で移動です。
前のページでも少し書きましたが――
東長寺は、弘法大師空海を開祖とし、創建1200年以上を誇る寺院です。
(弘法大師創建の寺としては日本最古で、当初は海辺の地にあったが、福岡藩二代藩主・黒田忠之によって現地へ移ったといわれています)
境内には、
大きくて静寂に満ちた本堂(中央に千手観音菩薩・右手に弘法大師・左手に不動明王が祀られている)
本堂向かいには、六角堂(天保13年 1842年に建立)、
また、本堂左手に少し小さめなお堂(中央に聖天・右手に摩利支天・左手に十二面観音が祀られている)があり、
六角堂以外はどのお堂も入ることができます。
境内端には、大きな木と五重塔もあり(ライトアップされる時もあり)、東長寺の新しいシンボルになっているようです。
そして、本堂、受付横の階段を上ると――
木造坐像では日本最大級の大きさ(高さ10.8m、重さ30トンの檜造)を誇る
“福岡大仏”があり拝観できます。
この大仏の台座内(大仏の端より入り)には“お戒壇巡り”もあります。
「地獄(アナウンスの解説つき)~戒壇巡り(真っ暗)~極楽へ」
大きな大仏を見上げ堪能した後、お戒壇巡りへと進み――
そして、また、大仏を見上げてみてはどうでしょうか……
因みに、私達はそのようにしました(笑)
と、説明はこれくらいに――
今回は時間に余裕があるので――
たっぷり、ゆっくりと、各お堂内を堪能します。
まずは、本堂よりお参りします。
ここ“東長寺”の第一印象は、
京都にある“東寺”とよく似ていると思いました――
どちらの寺院も、弘法大使空海を開祖とし――
と、共通していますが……
何より、都会の喧騒の中に位置していながら――
一歩、境内に入ると、ガラッと空気は一転し、その中でも特に感じるのが――
本堂に漂う並々ならぬ“静寂感”です。そこに在るは、言葉を超えた美しさ・素晴らしさを感じます。
ラッキーなことに、本堂内には私達だけです。
靴を脱ぎ、さらに奥へと――
各自、おもいおもいに、
素晴らしい静寂の中、しばし時を過ごします――
私も「般若心経」を心の内で唱え、引き続き瞑想へと誘われてゆきます――
――どの位の時間、静かに目を閉じていたのか……
旅行中ということもあり、このように静かな時を過ごすことがなかったので、
とても心地よい時間となりました。
本堂を後にし、次へ向かうは――
聖天様をお祀りしている小さなお堂へ。
お堂前の大きな数珠を “煩悩”を払うかの如く クルクル・カタカタと回し鳴らします。
輪になっている数珠を“クルクル”と回すその様子は、この世で生きる者達(私を含め)の煩悩のきりのなさを映し出しているようにも感じました(苦笑)
さぁ、いざ――扉を開け、お堂へ。
離れのような小ぶりなお堂は、本堂とはまたひと味違う空気感を漂わせています――
こちらでも、ラッキーなことにお堂内は私達だけです。
こちらは、外から入る日差しのみの明るさで、日差しが当たらない場所はかなり薄暗く、
まるで、洞窟の中にひっそりと仏像を祀っているような――そんな雰囲気のするお堂でした。
ここでも、静かに手を合せます――
しばしの時を過ごします。
―――しばらくすると、
学校へ行くため、この場へ来ていないrintoのエナジーを感じました。
この場で、皆と同じように 手を合わせ静かに祈っているrintoの姿がみえました――
また、それと同時にそのエナジーも受けとりました。
私は、そのことを 皆に話ました。
そして、そのエナジーも 皆にも受けとってもらい体感してもらいました。
ruが、そっと教えてくれました――
『rintoもここは、お気に入りで――ここでよく手を合わせて祈っているのよ――』と。
そして、rintoが、静かに手を合わせ祈っている内容を聞いて――
「そうか――」と、…… とても深くハートで受けとりました。
聖天様のお堂を後にし、早速、rintoヘメッセージを書き込み送信します。
(その場で活字に残しておかないと、あっという間に忘れてしまうからです)
それに、残念なことに九州の旅、最終日の今日はrintoに会わずして、福岡を出てしまうからです。
そして、最後にいよいよ、
木造坐像では日本最大級の大きさを誇る“福岡大仏”を拝観です。
本堂横の階段を上り、
まず、視界に入ってきた 鎮座する大仏の足元を見て――「うわぁー!!」
入場前に、ロウソクに火を点し、お線香をあげ、いざ入場。
目の前に――「ジャジャーン!!」
檜の香り、お線香の香り、お線香の煙がスーッと立ち上り漂う空間に……
それは見事な大仏様が、鎮座しております。
しばし、大仏様を見上げ――
大仏様の周りを 埋めつくすように配置されている 小さな仏像の彫刻にも目をやります。
大仏様を十分に拝観後、
大仏の台座内にある “お戒壇巡り”へと進み――
「地獄」→「お戒壇巡り」→「極楽」(出口)→「大仏様再見」をしました。
ゆっくりたっぷりと、東長寺の再訪を堪能し後は――福岡空港へ向かいます。
空港にて、前日までに準備できなかった分のお土産を購入!
それに付け加え、ruがお土産をいっぱい買ってくれて……
荷物が大変なことに――
ruが『アタシ、荷物ギュッと押し込むの得意やけん!』と、手伝ってくれました(笑)
おかげで手荷物が少なくて済みました(流石のワザでした!)
フライト時刻まで、軽く食事をすることに――
おしゃべりタイムは、終始、相変わらずです(笑)
あっという間に時間は過ぎ……
ruとバイバイの時間です。
保安検査場前――ここでいつものように、ハグ(ぎゅー!!)
「ステキな時間」を共にしてくれたことへの感謝と、再会を誓いあいます。
ru『あーー、もっといっぱいゆっくり、おしゃべりしたかったと……』
『もっと、福岡でのんびりできたらいいのに~』などなど――
『ねぇ、今度、福岡に来るの12年後はなしよ――』
『せめて、その半分、6年、いや、もっと早く……来てね~』
「ru、今回も――いっぱい、何から何まで、どうもありがとね!!!」
「また、くるよ~!!」
「近いうちに……」
『ホントね!?――』
「必ず――うん」
『んーふふ』
「rintoにも――よろしくね!」
『わかったーふふ』
「じゃぁ、またね!」
ruは、こちらの姿が見えなくなるまで、ニコニコと手を振り見送ってくれます。
(いつも、いつも……です――)
こうして、久しぶりの九州、福岡への旅を終えました。
あっという間の3日間でしたが、
これまでとは、ひと味もふた味も違う――
“九州”を ruを rintoを 体感できた旅となりました。
「ステキな時間」を どうもありがとう。
安心の中で、寄り添い・サポートできるよう 準備してお待ちしております。