そこは　とても優しいところだから
だって　透明で何もないところだから
そこは　ただ　やわらかな　あたたかい　ところだから

何も　感じない
ただ在る　ということだけを　体感する

伊勢に溢れるエナジーは
“ただ在る”を
充分に　体感できるところ

透明でいて
なのに「在る」を感じられる

この香りは　一体何だろう……
とても懐かしく　いい香り

自身の鼻が　感じるのではなく　感知する
全体として　吹いている
風の中に　在るみたい

そう、ここは
個に在りながら　全体そのものを　感じられる――そういうところ

それは　自身が外からではなくて
内から全体と溶けあう　気持ちよさ

『～外宮参拝メモより～』

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