『ふぅ~ん――まだ、しつこくお伊勢さん!シリーズを書いているのね……』
と、お思いの方もいらっしゃるかと思いますが(苦笑)――
あと少しだけおつき合いのほどを(プププ~)
“お伊勢詣りはまず二見浦から”
古来より、伊勢神宮に参拝する者は、まず二見浦で禊(みそぎ)を行ない 外宮、内宮へ参拝するのが慣わしです。
とのことでしたが――
そのことに気づいたのが遅くて……
二見浦へ行くのが、旅の最終日になってしまいました(笑)
お伊勢さん!にやって来てから、連日、とてもいいお天気に恵まれています。
さぁ、旅の3日目、ようやく“みそぎのまち”二見浦へ向かいます。
伊勢市駅よりJR参宮線で2つ目、二見浦駅で下車。
二見浦駅は、駅員さんが誰一人いません――
とてものんびりとした田舎駅といった感じです。
乗って来た電車の車掌さんに、乗車切符を手渡し(中には清算している人もいました)、
ホームを後にし、勝手に改札を出ていくというシステム。
都会暮らしの私には、慣れないものだらけで――
何でも“ピピッ!”っとすれば清算できるスイカなどの便利なカード達は、
ここお伊勢さんでは、電車・バスとも使用不可で、まるで役に立ちません。
そんな訳で――
車内での車掌さんのアナウンスを ちゃんと聞いていないと不安になります(苦笑)
駅前の国道を渡り、夫婦岩のある“二見興玉神社”を目指し(徒歩15分位)、
伊勢志摩国立公園―名勝―二見浦へ 足を進めます。
やはり、こちらの町も――かなり静かです。
二見興玉神社への順路途中、
民家の間よりパーッと広がる海の景色が見えました!
速攻、順路変更です!!
海の方へ行ってみました――「うわぁーー!!」
ものスゴイ!!海風と 真青な 海と空が――目の前に広がりました!!!
なんて気持ちいいんでしょう~(深呼吸~)
しかも、見渡す限り誰もいません。
遠くに船が行きかうのが見えるだけです。
「気持ちいいー!!」
突風過ぎて、耳からは“ゴォーー”という風の音と、打ち寄せてはかえる波の音しか聞こえません。
駅のパンフレットに書いてあった通り(古来、禊浜として知られる二見浦の海辺)――
二見浦のこの海風を身体中に浴びれば、自然と“禊を行ない……”になっているなぁと思いました。
歩くのも大変なくらいの強風の海風だったけれど――
それ以上に、とても気持ち良かったので(笑)
二見興玉神社まで 海岸沿いを歩いて行くことにしました。
二見興玉神社へ着く頃には、もう髪はメチャクチャに、そして、鼻水が光っていました(笑)
二見浦――
遥か昔、倭姫がこの地を訪れた時、その風景があまりに美しかったので
二度も振り返りご覧になったため、「二見」と呼ばれるようになったと言われています。
「二見興玉神社・夫婦岩」
波打ち際に張り出すように立つ屋根のお社が、猿田彦大神を主にお祀りする本殿。
背後の海にある、夫婦円満や縁結びの象徴“夫婦岩”は大注連縄で結ばれた二つの岩。
天照大御神を象徴する太陽と、沖合700mの海中にある猿田彦大神ゆかりの霊石
“興玉神石”を拝むための鳥居の役目を果たす。
境内随所で猿田彦大神のお使いであるカエルの置物が迎えてくれる。
伊勢志摩の代表的な景勝地です。
二見興玉神社を参拝し、夫婦岩をもっと間近で見ようと思い、案内の順路に足を運ぶと
なんと驚いたことに――あたり前なのかな!?
この場所、波打ち際に張り出しているせいか、さらに強風&突風!!で――
まともに歩くのが大変でした!(捕まるロープがありました)
ここ二見浦での“禊”は、とても思い出深いものとなりました。
そして、禊後、伊勢市駅に戻り――
帰路に着く前に、もう一度“外宮”に立ち寄りたくなったので……
“外宮”目指して、テクテク。
初日に訪れ、参拝した時とは またひと味違って――
旅の最後を締めくくる……
素敵な参拝となりました――
外宮の上空は、この日も、素晴らしく 透明で やわらかく 真青なエナジーに
溢れていました。
~お伊勢さんの旅を終えて~より
外宮・内宮・その他の神宮・神社・二見浦……
伊勢という 大地全体から溢れ出す・放たれる あらゆるエナジー
(祝福・空・在る・本質・調和・融合・溶けあい・浄化・昇華……)
改めて、自身の「在り方」「意識」がとても大切なのだと 気づかされた旅となりました。
おわり。
安心の中で、寄り添い・サポートできるよう 準備してお待ちしております。