年々、1年経つのが「早いな!」と感じるようになった
と同時に、つい先程のことを「遠い昔……」の出来事のように感じてみたり――
何か全てが“あっ!”という間に起きては“なくなる”……という感覚で
その“なくなる”という感覚が以前より強く感じるせいか、
終わった瞬間「記憶の倉庫」へ瞬時に移動してしまい、余韻を感じている暇もないような……
そんな風に 時間の経過というものを感じ、過ごしているのかなぁ――
なんて、おもったりなんかしている今日この頃。
そんな訳で
昨年、超久しぶり(約20年ぶり位)地元・秋祭りの“お囃子の音色”に誘われ、
スイッチが入ったみたいに“神輿”を担いでから間もなく早1年。
9月に入ったら、あっという間に“秋祭り”となることが予想される
それで、今の内に準備をしておこうと――祭り用品を買いに“浅草”へ。
まぁ、大抵の物はわざわざ買わなくても持っているのだけれども……
お目当ては、足が痛く疲れないための“地下足袋”が欲しかったからね!
昨年、裸足で担いだら、足の裏が痛いのなんのったら…ありゃしない(苦笑)
このことを抜きにしたら、以前、担いでいた時より 遥かに気持ちよく――
それこそ“氏神様の御霊が乗った神輿と一体となっている感覚”を味わうことができた
素晴らしい時間だった――
この感覚を また今年も 新たな気持ちで 満喫したいと、思った
そのための準備、浅草へ~ なのだ。
今の時代、ネットの通信販売で簡単に商品が購入できるけど……
やはり、実際に色々と見て触って確認したい
それに、思い出深い“地”でもある――から立ち寄りたいと思った。
以前、神輿の会に入っていた頃は、年間を通してあちらこちらへと“神輿”を担ぎに行くのだけれど
その中でもやはり、とても思い出深く三本指に入るのが、浅草の”三社祭“だった。
江戸三大祭(三社祭・山王祭・深川祭。ちなみに日本三大祭は、祇園祭・天神祭・神田祭)だけに、
他の祭の神輿を担ぐ時より、自身の意気込みというか、気合いの入りようが違ったな……
また、それ位の気合いで挑まないと、三社の神輿は担げない――
大げさかもしれないけど……ある意味「命がけ」的。
機動隊には囲まれ足は踏まれるは(安全靴で容赦なく踏まれるとかなり痛い!)、ケンカは始まるは、
負傷者は出るは、病人・死亡者まで出るは……と、なかなかスゴイ緊張感の中での興奮状態なのである。
一日を無事終え、帰りの電車は皆“爆睡”……死んだように眠ってしまい、あっという間に終点“渋谷駅”
そして、家に帰る前に必ず“甘味”が食べたくなるという――
毎年、このパターン(笑)
三社祭の時も、よく利用していた祭り用品の店へ行くにも、地下鉄東京メトロ銀座線を利用し
終点の浅草までは行かず、ひとつ手前の田原町駅で下車し、歩いて行ったものだ。
今回もそうすることにした。
田原町駅下車、地上に上がり、懐かしい空気感と共に、まず、目に飛び込んできたのが
通り左手にある“天ぷら屋”さん。昔からあるに違いないであろう店構えである。
『こんな店あったかな!?』毎年、幾度となくこの店の前を通っていたにも関わらず
全くもって気がついていなかったのである。
当時の頭の中は、“三社祭”のことでいっぱいで、他のものには目もくれず状態。
その時の意識の在りようが想像つく(笑)
今回は、辺りを見渡しながら“国際通り”を 祭り用品“あだちや”目指し、てくてく。
懐かしの店内をクルッと、そして足が痛くなりにくい“地下足袋”を購入し、浅草寺へ足を延ばす。
“花やしき”を横目で見つつ“浅草寺”へ
浅草寺の境内は、人・人・人……しかも聞こえてくる声は、日本語より外国語が多い(苦笑)
さすが観光地である。観音堂で手を合わせようと思ったけど、そこまで行く気分すら薄れ――
遠めからお参りして退散。
仲見世も、当然のごとく観光客だらけ。
でも、せっかくだから“人形焼き(あんなし)”をお土産に買った
仲見世の人混みから脱出するかのごとく、再び田原町方面へ移動。
その途中で、ふと見つけた小さな祭り用品店へ チラっと入ってみる
ここで、ちょっとした小物を買い、この店を後にした
(この時は、次週また来店するとは微塵にも思ってもみないで退散)
田原町駅付近で、ようやく休憩。一息ついた後、家路へ。
自宅に戻り、早速、買ってきた“地下足袋”を履いて、ウロチョロ、ウロチョロ……
履き心地をチェック。店でも履いてみたけど――な~んかね。
これはこれで、いいのだけれど……な~んかね――
ネットでいろんな商品を調べ始めては――
他の“地下足袋”が気になり、ついでに他の商品をチラチラ見ていたら
”あっ!これ欲しいなぁ”というものを見つけてしまい(うぅー)
一気に“気分一新”モード突入。
まるで古いパターンを脱ぎ捨てるかのように――
新生なものを 身に纏いたくなったのである。
そうなると、絵柄なども明確に 自身の内側より直球でリクエストされる
このリクエストに応えるための「検索」が始まる
なかなか気に入ったものにヒットしない――
『あっ!あった!!』
早速、店舗をチェック。通販もやっているのだが……
なんと!この間、たまたま何気にチラっと立ち寄った店ではないか!?
あの時は、“気分一新”モードに意識がなっていなかったから、
サラ~っと見ただけで、シャツや手ぬぐい等の生地の違いや色・柄など……こんなにも豊富に目の前に揃って並んでいたことに――気がつかなかった。
その時の私には“本染め鯉口シャツ”や”刺し子手ぬぐい“など必要なく興味もなかったのだ。
まさに“天ぷら屋”さんに気づかなかった現象と同じなのである
意識の在りようで、見える・見ている世界が変わる――
「意識が世界を創る」の縮小版を まざまざと見せつけられた感じの出来事に遭遇するのであった。
再度、あの店へ 浅草へ――
2週連続で行くことになるとは……思わなかった(プププ~)
前回、浅草へ行ったのは金曜日だった。週末ということもあって混雑していたのかなぁ。
再度、浅草を訪れたのは木曜日、しかも雨模様――
そのせいか、観光客はいるものの境内・仲見世も落ち着いた雰囲気である。
まずは、早速、仲見世通りを横切り、伝法院通りにある――
あのお店に立ち寄り、今度は、じっくり品定め。
あらかじめ欲しい商品はチェックしていたので、まずはそれを探し出す。
そして、ひとつひとつ手にとっては眺めてみる――
『うーん、どれにしようかなぁ~』最終決断はハートからの直感!
『よし、これにしよう!』
と、気持ちよく買い物を終了しました。
こうなると――
人混みまばらな浅草寺に戻り、今回は“観音堂”まで足を運びお参り。
そして、隣接する“浅草神社”へも行き、久しぶりに参拝。
参拝中、蚊に何ヶ所も刺される始末(かなり痒い…)トホホ~
あまりの痒さに、アーケード内にあったドラッグストアへ一目散!
かゆみ止めを購入しようと思って、陳列棚を見渡していたら――
“虫刺され テスター”を何本か発見!
『うぉ~、ラッキー!』
成分表示をチェックして、一番効きそうな物を塗ってみた
『なんかいいかも……』
という訳で、買わずして鎮静することができました。
お店の人に心の中で『どうもありがとう~』して退散。
今回は、始発の浅草駅より帰ることにしました。
2週連続で“浅草”へ
終わってみれば、あはは~な買い物劇場でした。
気分一新、新しく買い揃えたシャツや手ぬぐいを身に纏い 神輿を担ぐ――
地元の秋祭り 楽しみです。
安心の中で、寄り添い・サポートできるよう 準備してお待ちしております。