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時折、開催しては楽しむ企画――
その内容は、自身の意識を拡大して「あらゆる領域からその全てを味わい楽しむ」というもの。

あらゆる領域からのギフトは、味わった瞬間から身体中に浸みわたり、満足感・満腹感・至福感と共に在りながら――
その余韻を残しては、すーっと記憶から消えていくような、空っぽなカンジを味あわせるような、
ひとつのところに留まっていない感覚――

それは、循環し流れ続けている水のよう。

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常に、生まれては通過していく「今この瞬間」の連続を体感させてくれる――
何とも神秘的であり、宇宙的でもあり――『空・源との遭遇』なのである。

この企画を名付けて『プレゼンス“〇〇”』シリーズと勝手に呼んでいる(笑)

この“〇〇”のところは自由に何でも入れていい。
例えば、飲食店・美術館・博物館・寺社・ちょっとした広場・自然等々……
自身が「ここ!」でやったら楽しそうとか、おもしろそう~とか思うものを入れたらいい。
 

年初めに、とある場所ご指定で“会食”のお誘い。
この“とある場所”とは、
都内某所にあり、何年か前の一頃、私はその前の道をよく通っていました。
当時、この道を歩いている時、他の道にはない独特な空気感を通る度に感じたものでした。
そんな通りに面した場所に在った“とある場所”――を、私は通る度にチラチラと見ていたな――
ということを一気に思い出しました。
 

フフフ…… 私の中で「ここ!」がやってきた。
ということで、『プレゼンス“〇〇”』開催決定!(笑)
 

当日、少し早めに最寄り駅へ――
“意識拡大”完璧なる準備をします(丁寧な準備、とても大切!)セット完了。

さぁ、歩いて目的地まで向かいます。

最寄り駅より、見覚えのある町なみを……
「えーっと、曲がる所、ここだったかな――」など、記憶を辿りながら歩くこと数十分、到着です。

一見すると……それは昔ながらの垣根に囲まれた日本家屋。
(知らなければ、普通に通り過ぎてしまうようなお屋敷です)
通りより、何段かの階段を上がり、さり気なくかかっている“白暖簾”をくぐる。

そして、足元の石畳を進み、出入り口は「ここかな!?」という所まで来ると――

大きなガラスの壁越しより、熟年のフロントマスター風(スタッフと呼ぶ雰囲気ではない)の方が
『ようこそ、いらっしゃいませ。こちらよりどうぞ』と、扉を開けてくれる。

やわらかい日差しが差し込むサロン風の空間――

『こちらで、少々、お待ちください』

上着を脱ぎ預けて、面取りされた木材の椅子にちょこんと腰を掛け、建物内の空気感を味わう。

『ご案内致します。どうぞこちらへ……』
 

案内された先は――

ひと昔前、昭和時代を漂わせるような純和風な厨房と、
その空間と同居するように配置された客人達用の膳と椅子が、鎮座するように並んでいた。

通されたこの空間、
厨房側は程よく薄暗く、スポットライトで必要な箇所だけを照らしている。
そして、反対側の大きな窓からは、やわらかくやさしい日差しが眩し過ぎず差し込んでいる。

そのバランスは何とも絶妙で、心地よいエナジーを全域に生み解放ち、
それでいて静寂さを保っている。
(そう、この感じ――お寺の本堂の中に入って来た感じとどこか似ているって、おもったなぁ)

全てが完璧に計算されているかの如く――
それでいて、本質のからの創造のエナジーにも溢れている――

職人(料理人)さんと客人達との距離を分離させず、板前さんと同列(真横)並びに、
連続して大きく伸びる木の一枚板の膳
(この天然木は、まな板としても使用している青森県産のヒバの木を使用しているとのことだ)

食材が調理され、器に盛られ、それらが目の前に配膳されるのを妨げないような動線の創り方――

食材・調理・料理人・配膳・食する人……
それらの一体感を大切にしているような素晴らしいカウンター席で会食することに。
(しかもラッキーなことに板前さんの真横、真隣。仕切るモノは一切ない)

真っ白かつ、ピシッと整えられた木綿のカバーが掛けられた椅子に着席。

辺りを見渡し―― 一呼吸。食する前から満腹である(笑)
 

心地よい静寂の中、
厳選した旬の食材を活かした、〇〇ならではの“創造の醍醐味”を尽くした懐石料理を
愉しみながらいただく――スタートです。
 

どこからともなくスーッと現れて、静かに黙々と調理を始める職人さん達――
巷でよくみる職人さん達特有の”頑固さ“みたいな我の強さは一切感じられず、
むしろ究極の”空“を意識し、そのように自らをセットして、食材そのものの邪魔にならないよう、
寄り添い、食材本来が持つ良さを最大限にひき出すための創造をし、仕上げていく――

そういった雰囲気の中、
静かに流れるような手捌きによって出来上がった料理が、一品、一品、丁寧に器に盛られ、完成し並べられる。

完成された料理は、直ちに配膳され、私達の目の前に置かれていく。

使われた食材・調理法・食べ方の説明が配膳の方からなされ――
 

いざ、「いただきます」

「―――うーん、美味しゅうございます!!」
 

細部にまで拘った完璧なる準備を経て“空”(0=ゼロ)となり、
大地“源”からの恵み、食材と向き合う(遭遇する)――
創造の醍醐味によって、丁寧に仕上り出来上がったお料理の数々――

素晴らしいエナジーに溢れた一品、一品を、
愉しみ・味わい・食し、この身に拡がっていくのを満喫し歓び――

この空間に集う、それぞれ全てのモノ(人・物・あらゆるエネルギー)たちと共に在る、共有している実感に歓び、等々……

ただ、お食事を頂くのでは感じきることのできない沢山のあらゆるものを、沢山!体感できるのが
『プレゼンス“〇〇”』シリーズならではのいいところだ(笑)
 

“空”のエナジー満載で、しかも繊細かつ優しい粒子に溢れる(そうそう、お地蔵さんのようなお顔をしている)板前さんが、何の隔てるものもない空間、すぐそこにおられるのだから……

聞きたいことがあれば、すぐに質問してみる。

すると、やさしい穏やかな声で答えてくれる。
何とも和やかな時間だ。

余計な緊張感や力みなど、その全てを、この空間が受け入れ癒し、
旬の食材とそのパワーを食することで、
自身を内より温めほっこりさせてくれる――

空間全体と、順々に出される美味しい料理の数々。

それらを味わう度に、満足・満腹・至福感で、すぐにお腹いっぱいになってしまう(笑)
 

「あー~、お腹いっぱい。もう、食べれないかも……」って、思っていても
不思議と、ペロッと食べれちゃう(笑)

で、最後の甘味とお薄(抹茶)まで、美味しく完食しました~。

しかも、何ひとつもたれることもなく――
余韻は、ただただ、大満足と至福感。

そして、食事中から既に感じていたことだけど……

“今この瞬間”を愉しむかの如く――
歓びと共に在ったかとおもったら、もう次の瞬間、以前のことが上手に思い出せない有り様。
その時、感じた感覚は体感的に何となく覚えているのだけれど……
説明とかしろって言われたら
「えーっと、何だっけ!?何だ?この空っぽ感……」みたいなね(苦笑)
(そんな訳で、「ハッ!!」としたこととか、「これは!!」と気づいたことがあったら、
その場で「ちょっと、失礼~」と、小さめなノートを取り出しては書き留める。ナハハ~。じゃないと忘れちゃうから……)

これって、スゴイ!!ことだなぁって、おもったよ。

これぞまさに
『空・源との遭遇~創造の醍醐味と共に在る歓び』を体感し味わった時間だったなぁと。

 

後編につづく。

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