おばあちゃんは、先月、療養中の病院で99才のお誕生日を迎えました

お誕生日の人は、3時のおやつに“ケーキ”が出るので、甘い物好きなおばあちゃんは、きっとパクパクと食したことでしょう(笑)

目を覚まし、起きていることが、日増しに少なくなってきたご様子のおばあちゃん

 

最寄り駅から病院までの
バス通り


 

それでも、体に触れ、耳元で「おばあ~ちゃ~ん~」って、
声をかけると、チラッと目を開けては、ボーっとしつつも、何となく微笑み――
 
再び、目を瞑りまたクークーと寝てしまいます
 
まれに調子良く、そのまま暫く!?(いやほんの少しの間かな)起きている時もあるけれど……
また直ぐに寝てしまいます――
 

最近は、より一層、静かに寝ていることが多くなってきたように感じるなぁ……

と、そんな風に思っていたら、ふと、脳裏に思い出したことがありました――
 
 

今から10年以上前のこと――
(その頃、私の仕事場は、おばあちゃん宅の敷地内にあったので、毎日、何だかんだと密に交流しながらの生活をしていました)
 

今は無き、祖父母宅


 

門を入り坂の先、
左手に
祖父母宅の玄関


 

その少し先、
左手に
私の仕事場


 

いつものように、おばあちゃん宅で日常のお手伝いをしていたら、
おばあちゃんより、『ねぇ、ねぇ、ちょっとお願いがあるのだけれど……』と、声をかけられました
「なぁに?どうしたの?」と、聞くと――
 
『はい、これ!』と、少し膨らんだ茶封筒を手渡されました
 
茶封筒の中身を見てみると――
 

自分が死んだ時、棺に一緒に入れて欲しい物のアレコレや、また、それらが置いてある場所、
タンスの引き出しのどこにはコレが入っていて――という詳しい説明が書いてある便箋用紙、
 
そして、日頃、おばあちゃんと身近に暮らす者達それぞれへ、宛てられた手紙数通が、ひとつに束ねられ、
 
“十代(おばあちゃんの名前)の大事なラブレター入り”
 
と記されたメモ用紙が、一番上に添えられていました
 

そして、おばあちゃんはこう言いました
『私が死んだら、この手紙をそれぞれに、渡して欲しい――』と
『いつ死ぬかは、わからないけれど……』
『頭が、しっかりしているうちに、用意しておかないと、伝えたいおもいがちゃんと伝わらない――』と
 

そんなおばあちゃんのおもいを聞いて、私は――
 
「なんだよ~おばあちゃん、相変わらずせっかちだなぁ、何でも“準備万端!”だね~」
と、笑いながら、涼しい顔をして、
「うん、わかった!いいよ、預かっておくね~」
「おばあちゃんが死んだら、みんなに配っておくよ、任せておいて~」
と、おばあちゃんに返答しました
 

おばあちゃんも、私の返答を聞いて――
ホッとしたのか、ニコッと微笑みながら、『あー良かった、じゃ、よろしくお願いします』
と、言い残しその場を去っていきました
 

おばあちゃんがその場から居なくなり、
手に持っている茶封筒を改めて見た瞬間――少々、ウルっときてしまいました
 

私は、その茶封筒を、自宅に持ち帰り、
亡きおじいちゃんの形見であるお財布がある同じ引き出しに入れ保管しました
 
 

その茶封筒を、つい先日、久しぶりに、引っぱり出してみました
 

中身を見てみると――
 

18.10.(平成18年10月の略)
あれから、もう12年も経つのか―――

そこには、とても懐かしいおばあちゃんの“字”が、たくさん並べられていました
 

手紙は、まだ封を開けるわけにいかないので読めませんが……
便箋用紙に綴られた文字――

元気な頃のおばあちゃんの“字”が、いっぱい!でありました
 

おじいちゃんと、おばあちゃんと、
バタバタしながら、毎日、過ごしていた頃を――とても懐かしく思い出しました
 
 

たくさん、可愛がってくれて、ありがとう
たくさん、ご馳走してくれて、ありがとう
たくさん、昔の話をしては、笑わせてくれて、ありがとう
たくさん、その身を介し、“老いていくとは――”ということや、その他、諸々……に
関わらせてくれて、気づかせ、経験・体験させてくれて、ありがとう
たくさん、そばにいてくれて、ありがとう
 
 

おばあちゃんから頼まれたこと――あれから、12年も経ったけれど……
忘れていないからね
 

お迎えのその日が来るまで、安心して、寝ているといいよ~
任せとき!
 
 
 

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