葬儀に参列して――

 

これまで、幾度となく葬儀に参列しているけれど……
今回、初めて“袈裟”!?と呼ばれるとても貴重なお骨を拝見することができました。

 

 

ご遺体を火葬し、収骨する――

この時、火葬場の職員さんは、第二頸椎(頭蓋骨を支える首の上から2つ目の骨)を
探し見つけては、こう説明をしてくれる。

「こちらが“喉仏”と言われているお骨です」
「通常、喉仏と言っている骨は、軟骨で火葬すると残りません」
「こちらは、頭蓋骨を支えている、首の上から二番目の骨、第二頸椎です」
「第二頸椎の形状が、合掌をした仏の様な形をしている事から“喉仏”と呼ばれています」

 

第二頸椎「喉仏」
(撮影禁止のため実物ではありません)

そして、少し、間をあけて――

 

「そして、こちら――」
「こちらが“袈裟”と呼ばれているお骨です」
「首の一番上、第二頸椎の上の骨、第一頸椎です」
「仏様が着ている“袈裟”のような形に見えることからそう呼ばれています」――

「この“袈裟”、、まで綺麗に出ることは、めったにございません――」
「とても貴重なことでございますから、どうぞ皆様、お近くでご覧になってください」

と、第一・第二頸椎を重ね――

 

「喉仏と袈裟です」

 

第一・第二頸椎
「喉仏と袈裟」
(こちらも実物ではありません)

 

ご遺族、参列者一同、
『うぉーーー、ほんとだぁ~』――
と、なりました。

 

その、やさしく鎮座する“喉仏と袈裟”のお姿(ご遺骨)を拝見していると、

いつどんな時も、さり気なく(このさり気なさが、毎回とっても絶妙!!で)、
そっと見守り、背中を押してくれるような、ホッとするような、
やさしさに溢れた感じが、故人の生前のお人柄を表わしているみたい――
そんな風に、私には映ってなりませんでした。

 

そして、故人となっても、変わらず、
私の心を、さり気なく、温めてくれた瞬間でもありました。

 

 

合掌。

 

 

 

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